PCY 2018の事業概要
本年度のテーマ
TRUE HEART FOR NEXT INNOVATION
~素直な心で次なる革新を生み出そう~
開発途上国に暮らす人々の保健医療サービスへのアクセスは、近年改善を見せる一方で、社会階層間の 格差が際立ってきています。 世界保健機関(WHO)によると、世界では、毎年1億5,000万人もの人々が家計が破綻するような医療費の負担を強いられ、うち1億人がそれによって貧困ライン以下の生活に陥っています。 我が国においても社会保障費は年々拡大しており、今後は少子高齢化といった人口構造の変化によって益々拡大し、国民皆保険制度も含めた社会保障制度の持続可能な運営が困難になることが予想されます。 このような世界が直面している課題の解決には、異なる意見にも耳を傾け、それを受け入れる寛容な心をもたなければなりません。 素直な心で他者を思いやり、世界の問題解決に協力していくことで、平和が持続し、繋がり続けてきた命の鎖を次の世代によりよい形で引き継がれていくと考えます。
本年度の目指すアクション
世界の保健医療問題にフォーカスし、問題を解決する仕組みを構築する。
SDGsの17ターゲットから、本年度はGoal 3の保健医療分野の提言を作成してもらいます。
2025年誘致を目指している大阪万博においても、サブテーマで「多様で心身ともに健康な生き方」が挙げられており、一人ひとりの健康な生き方について考えることが注目されています。「健康な生き方」とは、WHOが定義しているように、「肉体的、精神的、そして社会的にも、すべてが満たされた状態」であることを指します。途上国において適切な保険医療サービスを提供するための保健システムの脆弱さにより、感染症拡大を防ぐことが出来ず、またUHC実現の障害となっています。生活習慣の改善や予防が不十分であり、すべての途上国においての非感染症疾患(NCD)による死亡が増加している。また、先進国においても医療財政のひっ迫や肥満など健康問題があります。保健医療問題は、まさに持続可能な世界を実現するうえで最重要テーマの一つと言えます。
2018年度PCY事業においては、グローバルな視点で人々の健康的な生活をいかに確保し、福祉を促進していくのかについて考えることにより、SDGsのゴールに近づくとともに、世界学生平和憲章に定める保健衛生の課題を解決し、世界平和に貢献する突き抜けたリーダーの創出を行います。
事業構成およびスケジュール
- ・2月1日(木)から4月15日(日)に募集開始
- ・応募要領はこちら
- ・4月中旬に選考結果通知
- ・4月28日(土) ※国内学生向け
- ・世界平和に貢献するリーダー人材による基調講演の聴講
- ・これからの日本について
- ・5月12日(土) 講演 ※国内学生向け
- ・6月24日(日) ヴァーチャルカンファレンスリハーサル ※国内学生向け
- ・6月30日(土) ※国内学生向け
- ・世界各国の学生を含めて自国の健康問題についてのヴァーチャルカンファレンス
- ・7月30日(土)~8月5日(日) ※国内学生向け
- ・海外プログラムの実施
- ・9月3日(土)~9月8日(土) ※国内学生及び海外学生
- ・PCY合宿プログラム
- ・9月9日(日) ※国内学生及び海外学生
- ・PCYフォーラムにおいてアクションプランの発表
これまでの参加者
PCY国内参加者大学名 | |||
---|---|---|---|
関西外国語大学 | 関西学院大学 | 関西大学 | 畿央大学 |
近畿大学 | 九州大学 | 慶応義塾大学 | 首都大学東京 |
大阪経済法科大学 | 大阪府立大学大学院 | 大分大学 | 津田塾大学 |
東京大学 | 東京理科大学 | 同志社女子大学 | 同志社大学 |
日本大学 | 武庫川女子大学 | 福島工業高等専門学校 | 名古屋大学 |
明治大学 | 立教大学 | 立命館アジアパシフィック大学 | 立命館大学 |
和歌山県立医大 | 和歌山大学 | ||
PCY参加者国籍 | |||
日本 | 韓国 | 中国 | ベトナム |
カンボジア | タイ | インドネシア | オーストラリア |
タジキスタン | アルバニア | トルコ | ロシア |
ポーランド | フランス | エジプト | ボツワナ |
カナダ | メキシコ |